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スピードガンの未来

スピードガンの可能性、未来についての考察です。


スピードガンの可能性

「スピードガン」はその名前の通りガンの形をしたスピードを計測する装置です。
そもそもはアメリカで自動車の速度を計測するために発展した、レーダーの反射を利用する(ドップラー効果)システムになります。
日本では現在、プロ野球などの球場での速度表示をはじめ、安価な輸入商品が普及したことでアマチュアレベルまで使用されるようになりました。
日本での利用はこの範囲にとどまっておりますが、スピードガンの可能性はこれだけではありません。
海外では下記のような利用がされており、日本においても社会に役立つ利用の拡大が期待されています。

速度違反の取締り

スピードガン計測
スピードガン速度計測
スピードガン速度計測

アメリカを例にとった場合、警察の速度取締りのほとんど全てがスピードガン(レーダー)を活用して行われています。※1
スピードガンを使用することによりパトカーやポリスバイクで簡単に速度取締りができ、少人数化が図れます。 また、計測場所を選びませんので路地や通学路で柔軟に取締りができます。 新型の設置型では映像も連動して更なる進化を遂げています。

スピードガン速度取り締まり

日本でも速度超過の車による事故の被害が後を立ちません。 ニュースなどで報道される被害者家族などを見ると、加害者への憤りと事故防止に繋がる速度取締りの必要性を強く感じます。 もちろん日本でも速度取締りは実施されていますが、同じ速度で後続を走る「追尾式」もしくは旧型のレーダー(Xバンド)で多人数の取締りを中心にするため、非常に限定された場所でしか実施されません。 これにより速度違反常習者には効果のない取締りになっています。

災害計測

災害時の速度計測

世界ではスピードガンを使って流水の速度計測などの実験、実用が進んでいます。
この利用が進めば日本国内でも「津波」や「土石流」、「雪崩」、「鉄砲水」などの自然災害を安全な場所からの計測に応用できる可能性も出てきます。

東京オリンピックに向けた速度データ活用

東京オリンピックに向けた選手のデータ収集に投球スピードだけでなく、いろいろなスピード計測が可能です。これにより選手強化に役立ちます。
さらに追加競技になる可能性の「野球」や「ソフトボール」などの計測にも役立ちますし、他の球技や競 技の計測にも応用することが可能で、新しいデータ提供の方法※2が生まれるかもしれません。(日米の野球のニュースを比較してみると、日本人は数値が好きだと言えます)

現状の球場の問題点の克服

 

甲子園スピードガン日本国内のプロ野球場を例にとった場合、多くの球場で活用されている当社販売の「ストーカースポーツ」が既に製造・販売を中止しております。

今後、劣化や下位の機種への入れ替えで「誤表示」、「未表示」の割合が増えることも予想されます。これはスピードガンの主要生産・利用国である米国が新基準(違う周波数:KAバンド)に移行しているためです。※3

現在、アメリカなどで使用されているプロ野球向けのスピードガンはより高性能になり、投球だけを計測でき(旧型は打球と投球の識別できない)、より手元に近いボールのスピードの表示(投手から捕手まで40回程度計測)が可能になります。


※1:アメリカのパトカーの車載レーダー(スピードガン)では単に走ってくる車に対してだけでなく、「走行車線」、「対向車線」の複数の車を、パトカーを運転(走行)しながら計測することができます。
また、最新のものでは複数車線を走行する車の中で速度違反車両を色で識別、車のナンバーまで確認することができます。

※2:卓球のスマッシュからハンマー投げ、バレーのスパイク、ヨットの速度まで簡単に(高額なシステムを導入しなくても)速度表示ができるでしょう。

※3:日本でスピードガンとして利用可能な周波数はXバンド(10GHz帯)、Kバンド(24GHz帯)の2種で、アメリカではKAバンド(34GHz帯)も利用されています。周波数が大きくなることでよりコンパクトなアンテナを利用することができ、アメリカではポリスレーダーを始め高性能なスピードガンはKAバンドに移行してきています。

2018/01/29 更新