昨年度、MLBでは投手の粘着物などの使用の取締り?を強化しました。その結果、多くの投手のデータ計測で回転数の低下が見られたようです。
資料:ある投手の回転数の変化
取り締まり前は、スピン率は過去5か月間一貫して増加していました。多くの投手は、2,500 RPM以上(RPM = 1分あたりの回転数)に分類される「スーパースピン」4シーム速球に到達することもできました。
資料:MLB投手の回転数(平均値)ランキング
取締りによるスピン率の低下により、テキサスレンジャーズのようなチームは過去7試合で41得点を記録し、ゲームあたり平均約5.85得点を記録しました。それ以前のシーズンの平均は、ゲームあたり4得点を下回りました。(2021/6)
このように粘着物質の使用がなくなる→投手の回転数が落ちる→バッターに有利になる→得点が増えるという傾向になったようですね。
資料:球速と回転数の相関表です。
やはり球速と回転数はある程度比例して上がります。
もちろん粘着物質の使用は問題ですがボール自体が滑りやすいなど(独占契約)など別の問題もあるようでなかなか難しい問題ですね。