ダルマさんのエア遊具が完成しました。
こちらはウォールモデル(空気壁)になります。
伝統的な定番デザインなので日本的なイベントにマッチしそうですね。

上記ダルマバウンサーのレンタルのお問い合わせは下記ワンステップまで直接お願いいたします。
https://onestep-miyazaki.com/category/air/

上記のダルマさんの他にも伝統的なデザインでは「招き猫」や「赤べこ」などエア遊具を製造させていただきました。大阪のシンボルの「ビリケンさん」などもあれば人気が出そうですね。
1. ビリケンさんの現在の「権利」はどこにある?
現在、日本国内における「ビリケン(BILLIKEN)」の商標権は、大阪に本社を置く繊維商社「田村駒(たむらこま)株式会社」が保有しています。
通天閣に鎮座しているビリケンさんも、もともとは田村駒が昭和24年に制作した像(現在は同社大阪本社に安置)をモデルにして、後に通天閣へ寄贈されたものです。新世界などで販売されている公式のビリケンさんグッズや、観光ビジネスとしてのライセンス管理は、すべてこの田村駒が一括して行っています。
① もともとはアメリカ人女性アーティストの作品
ビリケンさんは大阪のオリジナルキャラクターではなく、1908年にアメリカの女性芸術家フローレンス・プリッツが「夢の中で見た神様」をモデルに制作した彫像が起源です。
② アメリカの事業家による「権利の買い取り」と大ヒット
この独特な姿の像に目をつけたアメリカの事業家が、彼女から複製の販売権を買い取り、「The Good Luck God(福の神)」としてシカゴのビリケン・カンパニーから世界中に大々的に売り出しました。
これが全米、そして世界中で大ヒットしたため、「アメリカの会社(外国人)が権利を持って世界展開していた」という歴史が、現在の記憶に繋がっている可能性があります。
2. 日本(田村駒)が権利を持つにいたった経緯
アメリカでのブームからわずか数年後の1909年(明治42年)、ビリケンさんは日本に渡来し、東京や大阪で大流行しました。
ここで先見の明を発揮したのが、田村駒の創業者である田村駒治郎氏です。
彼は自社商品の発展とお得意先の商売繁盛を願うシンボルとして、1911年(明治44年)にいち早く「ビリケン」の商標を登録しました。
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当時のアメリカの権利: 特許や意匠権などの形で世界展開されていましたが、日本の法律に基づいて正式に商標を取得したことで、日本国内における独自の権利が確立されました。
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110年以上の維持: それ以来、田村駒は現在に至るまで110年以上にわたり、この商標権を大切に維持・管理し続けています。
💡 ここがポイント
ビリケンさんは「海外のアーティストが考案し、海外の事業家が権利を広げたキャラクター」ですが、日本では明治時代に大阪の商社が正式に商標権を取得したため、国際的なトラブルになることなく、現代ではすっかり「大阪の福の神」として定着しています。
今ではだいぶ普通になりましたが日本の商標権と言うのは結構おかしくて今アメリカ・メキシコ・カナダで開催されている世界最大のスポーツイベント「ワールドカップ」と言う商標も日本国内では関係ない会社が商標を持っていました。
当時アメリカで開催された大会では日本国内で「World Cup:ワールドカップ」の名前を使ったグッズが製造販売できないので、権利を持っている大手スポーツメーカーから意味不明なドイツ語表記のグッズが誕生しました。
当時その裏側のビジネスにも少し関与させていただきましたが、未だに日本では欧米の地名やサービスに便乗して商標申請するケースが多い(さすがに特許庁も今はちゃんと事前調査してる?)ので日本の地名を商標登録する中国を批判できないようにも感じますね。
なぜ「ワールドカップ」の商標が使えなかったのか?(AI解説)
当時、日本国内で公式な「ワールドカップ」や「World Cup」という言葉、あるいはアメリカ大会のロゴを一般の業者が使えなかった背景には、FIFA(国際サッカー連盟)と日本国内の商標権者との激しい対立がありました。
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日本国内の商標権の先占:
実は1990年代当時、日本国内における「ワールドカップ」という商標(おもちゃや衣類、文房具などの区分)は、FIFAではなく日本の民間の靴メーカーや複数の国内企業が1970年代からすでに登録・保持していました。
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FIFAとの法的紛争:
FIFA側は「ワールドカップは世界的な大会であり、商標権はFIFAに帰属すべき」として、日本企業を相手取って商標の取り消しを求める裁判を何度も起こしていました(この紛争は、2002年の日韓W杯直前まで泥沼化していました)。
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ライセンスの硬直化:
結果として、公式ライセンス(ISL社や電通などが管理)を正規に得ようとしても、日本国内での商標権がクリアになっていないために、一般のグッズメーカーやタイアップ企業が「World Cup 94」という文字をストレートに使って日本国内で商飾販売することが極めて難しい(あるいは莫大なリスクを伴う)状況にありました。
「MW94」という執念のアイデア
英語の「World Cup (WC)」や日本語の「ワールドカップ」が使えない中、ドイツ語の「Weltmeisterschaft(ヴェルトマイスターシャフト=世界選手権)」の頭文字を取った「MW94」という表記を採用されたのは、まさに法律の目をかいくぐりつつ、サッカーファンのマインドには確実に届けるための「知恵の結晶」だったと言えます。
当時、欧州サッカー、特にドイツの「ブンデスリーガ」などは日本でもコアなファンに人気があり、サッカー界において「WM」や「MW」が世界選手権を指すことは暗黙の了解でした。商標権を侵害せず、かつアメリカ大会の熱狂に便乗(アンブッシュ)するための見事なローカライズ戦略です。

