ドバイ視察報告③ ドバイの弱点と日本の観光産業の未来

今回のドバイ出張のまとめとして時間の関係で行けなかった日本にないアクティビティと日本との比較などをしたいと思います。

JET-CAR
バブリーな街、ドバイを象徴するようなスーパーカーの形をしたレンタルボートです。高額ですがSNS映えの動画や写真撮影のために体験者も多そうですね。ロールスロイスにフェラーリなど色々な車種が海上を走っています。

※残念ながら日本では船舶免許などの関係で気軽に体験できなさそうに思います。自分たちで運転しないとやはり気分は乗らないでしょうね。

デザート E-JET
砂漠に巨大なプールを作ってエアチューブでコースを作って楽しむ電動ボートです。わざわざ砂漠まで行かないと体験できないのであまり流行ってはなさそうですね。

※サイズ感からすると日本でも導入可能な感じもしますがコースが長くないと楽しめなさそうですね。空気チューブのコースは当社の製品製造の参考になります。

※日本だと競艇場でレースのない日などにイベントできれば楽しそうですね。(イメージ図)

ジャイロコプター
この開放度は凄いですが料金&安全面で勇気がいりそうです。

※日本だと城を上から見たりしたら楽しそうですが、安全面を考えるとやはり海上での飛行になるので沖縄などのリゾート地であれば金持ち&怖いもの好きが体験しそうです。観光遊覧eVTOL(空飛ぶ車)が普及すれば絶滅しそうですね。

ラクダレース
中東名物のラクダにロボット騎手(昔は子供)を載せてのレースになります。

※もし日本で新しく動物を使ったレースを企画するなら「奈良の鹿レース」でしょうか?さすがにこれは不謹慎で動物愛護団体からの抗議で直ぐに廃止ですね。(;^_^A

村おこしでは「イノブタレース」は有名ですが、こちらも中止になっているようです。動物愛護にうるさい欧米で競馬に対して抗議運動が起きないのは不思議ですね。

空飛ぶタクシー
ドバイでは年内に空飛ぶタクシーを世界初で始めるようです。

進捗状況: 2026年2月現在、離着陸場(バーティポート)の建設や法整備の進捗率は約80%に達しており、ドバイ国際空港近くの拠点は間もなく完成する見込みです。(最初はパイロットが操縦:無人運転はまだ先)

まずはドバイ市内の主要な4カ所を網羅するルートからスタートします。

  1. ドバイ国際空港 (DXB): 空港からのシームレスな移動を実現。
  2. ダウンタウン・ドバイ: ブルジュ・ハリファ付近のビジネス・観光拠点。
  3. ドバイ・マリーナ: 居住区・観光エリア。
  4. パーム・ジュメイラ: 人工島エリア。

メリット: 例えば、車で45分以上かかるドバイ国際空港からパーム・ジュメイラまでの移動が、空路ではわずか10分程度に短縮される見込みです。

※日本では安全面などの認可などでまだまだ時間がかかりそうですね。大阪関西万博での搭乗を楽しみにしていましたが結局は誇大広告の期待ハズレでした。もうそろそろ日本のメディアはeVTOLを「空飛ぶ車」と呼ぶのも恥ずかしいからやめた方がいいかと思います。


・ドバイの未来
ドバイは観光都市として世界から多くの観光客を集めていますがその一番の原動力が人権を軽視した安価な労働力です。
インドを中心に約9割が外国人で地元アラブ人は1割ほどしかいません。この圧倒的な安価な労働力で旅行客が喜ぶホスピタリティを提供しています。
日本と比較して全て高く感じるドバイでもタクシーだけは日本より安いのもその労働者のおかげです。

区分 対象(主な職種) 平均月収 (AED) 日本円換算 (目安) 特徴・待遇
UAE国民 公務員・管理職・経営 25,000 〜 45,000 約100万 〜 180万円 最低賃金制度、住宅・医療・教育の無償化等の手厚い扶助。
一般労働職 建設・清掃・配達 1,500 〜 4,000 約6万 〜 16万円 主にインド・パキスタンの出稼ぎ層。寮(キャンプ)支給が一般的。

ただドバイを含め中東では観光客の争奪戦が今後起きそうですし気候(夏場は50度)も自然(砂漠だけ)もよくないので結局はアメリカ系のエンタメ会社のフランチャイズで、箱モノの新しさや大きさを競うことになってきそうです。

歴史もエジプトなどと比較して観光客を呼び込む魅力がないのに加え旅の楽しみの現地民との交流もありません

翻って日本の場合は「歴史」、「自然」、「食」、「文化」、「おもてなし」と他国とは違うオンリーワンの素晴らしいコンテンツがあるので「観光産業」をさらに発展させていくのが日本経済にとっても正解に思います。
反面、世界と比較すると圧倒的に安い(労働生産性も低い)ので何か付加価値を付けて外国人の消費額をあげて、お金の余裕のない日本人客と共存していけばいいかと思います。

区分 対象(主な雇用形態) 平均月収 (JPY) AED換算 (目安) 特徴・待遇
日本人(正社員) 一般企業・公務員の正規雇用 350,000 〜 550,000 8,750 〜 13,750 社会保険、賞与、退職金制度などが充実。
非正規/パート 日本人・留学生(アルバイト等) 150,000 〜 200,000 3,750 〜 5,000 時給制が中心。賞与や退職金がない場合が多い。

※日本人の給与の安さが辛いですね。また日本では中東のように外国人労働者を1/10の給与で使い捨て(徐々に待遇改善)できないのも事実です。

スピードガン・エア遊具の関西エスアンドエー